アニメと映画の考察&語り場

アニメや映画の考察、感想をマニアックにしていきます。

映画「ミスミソウ」① 感想と考察(マニア向け)※ネタバレあり。

映画「ミスミソウ」① 感想と考察(マニア向け)※ネタバレあり。

 
ミスミソウの映画がAmazonプライムに出てたので見てみました!
映画の感想、考察、人物の分析をしていきます。長いのでかなりマニア向け!w
元々漫画のファンなので、映画と漫画との違いなども織り交ぜますので漫画のネタバレも含みます。
実写のスプラッタが苦手なため、グロシーンは細かくは書きません😅

f:id:ata129:20200923233647p:plain

 

ストーリー(あらすじ)

()内でたまにツッコミが入ります。
 

主人公の野咲春花(中学三年生)は父親の転勤の都合で東京の街からド田舎の村に父親、母親、小学生の妹共に引っ越してきた。

転校した先の中学校は過疎化が進み、その年に廃校になる予定で生徒数も少なく、春花の年の生徒が最後の卒業生となる。
春花以外の生徒はその村でずっと一緒に生まれ育ってきているため絆ができていたが、転校してきたばかりの春花にはそれは逆に厳しい状況だった。しかも中学三年での転校となれば尚更。
 
下駄箱の靴がなくなったり、机に悪口を書かれたり机に鴉の死骸を入れられていたりとクラスから集団イジメを受けていた。(動物の死体使うとかイジメのレベルが既に異常)

f:id:ata129:20201001182423j:plain

イジメのリーダーはクラスの女王的な存在の小黒妙子という金髪のクールな雰囲気の女子。
しかし、担任の南は見て見ぬふりで全くイジメに関してはノータッチ。まじド無視。更に南は過去のトラウマからかストレスを抱えると嘔吐するクセがある。
 
クラスの男子の相場晄だけはそんな春花を気にかけ、庇ってくれていた。相場も転校生で、祖母と共に二人で暮らしている。(堂々と庇う相場くんかっこいい!)
相場は春花にとっては家族以外での唯一の味方。
妙子の取り巻きは、妙子が春花に相場を取られたと思い春花をイジメているが本人は否定。
 
春花が泥だらけで帰ってきたりすることに、イジメに気付いた春花の両親は担任の南に相談をしに行くが、南は卒業前にコトを荒立てたくないと全く取り合う気がなく話にならず。

f:id:ata129:20201001182517j:plain

父親は帰りに学校でクラスの男子生徒で春花のイジメにも積極的に加担している久賀に、画鋲を靴裏に付けた上履き靴で背中を蹴り飛ばされ刺されてしまう。(この学校荒れすぎやろ)
 卒業まで残り2ヶ月となったが、両親はあまりに酷い学校だと判断し、春花を卒業まで学校を休ませることにした。
 
春花がイジメられる前は佐山流美という同じクラスの女子がイジメれており、休みだした春花を学校に来させないとまたイジメの標的にすると妙子の取り巻き達が脅す。
流美はイジメの標的にされたくない為、春花を説得しに春花の家に行くが、春花はもう学校には行かないと答え流美はまたイジメの標的にされる。
その時に戦利品として春花から借りてきたCDを妙子が受け取る。
(自分がイジメられたくないから学校に来てほしいとかウザすぎw)
 
春花は休んでいる間、妹の祥子と出かけた際に風景の撮影をしている相場に出会い、初めてミスミソウの花のことを教えてもらって姉妹写真を相葉に撮ってもらった。
(ここでの祥子のお兄ちゃんかっこいいね発言は、やはり相場はイケメンてことを現してるのか)

f:id:ata129:20201001182547j:plain

 

流美へのイジメは続けられ、妙子にザクザク髪を短く切られる。

f:id:ata129:20201001182639j:plain

流美はイジメグループに春花のことをどう思ってるかと聞かれると、「ぶっ殺したい、死んでほしい」と呟く。妙子は少し驚いた表情。

f:id:ata129:20201001182627j:plain

春花は相場と親交を徐々に深めており、二人で村の風景の撮影をしに出かけることに。
その時に春花は妹の祥子から三つ葉のクローバーを石に入れた手作りのネックレスをプレゼントされる。
村の景色を高台から眺めながら、相場は春花の手を握った。(ひゅー!相場×春花の純愛が綺麗で萌えます🥳)
日が暮れるまで共に過ごし、二人は帰り道で「春にミスミソウを見に行こう」と約束するが、コソコソしてるイジメグループの加藤と三島の二人に遭遇し、春花は家の方角を見ると火事が起きていた。
春花と相場は急いで走るが既に家には火が激しく燃え広がっていた。中にまだ人がいると聞き、相場は向かおうとする春花を止め、変わりに自分が中へ入り妹の祥子だけを抱き抱え救出する。(ここの相場くんまじで勇敢な王子様!)
祥子はまだ息があったので病院へ搬送されたが、両親は焼死し、身寄りのなくなった春花は駆けつけた祖父と別宅で暮らすことになる。
 
翌日、妙子は登校前に母親からクラスメイトの家が火事で燃えその子の両親が亡くなったということを知り動揺する。
火事に関わったメンバーは人を殺した事がバレることに怯える者と楽しんでいる者に別れていた。(人殺ししてるのに平気なサイコパスだらけでヤバイ)
流美は妙子に火事の件を嬉しそうに報告するが、妙子はペンで流美の手を刺して拒絶する。(ファインプレー!👏)
その後、担任の南は流美を呼び出し、妙子は自分の友達で流美は妙子に嫌われてるからもう卒業まで近づかないでほしいと言う。
 
ある日、春花は火事以来初めて学校に登校し、相場が無理するなと心配して話しかけるが春花は話せなくり声を失っていた。

f:id:ata129:20201001182841j:plain

イジメグループの中でも特に攻撃的な橘が、春花が自分たちが放火したと気付いてると勘くぐり、怯える加藤と三島も連れて春花をゴミ捨て場に呼びだし、ここで自殺しろと命令する。(橘も相当キ〇ガイすぎて草)
橘は火事での母親の様子を話し、それによって春花の中で糸が切れ、雪に埋もれていた釘で橘の目を刺し、落ちていた鉄パイプで頭を何度も殴り殺害した。
その様子に加藤と三島は恐怖し、「私たちは関係ない、やったのは久賀だと」叫び逃げようとするも、二人とも春花によって殺害され、三人の遺体から流れた血でゴミ捨て場の雪が真っ赤に染まった。(加藤と三島はちょっと可哀相😂)
 
翌日、橘、加藤、三島の三人が家に帰って来ないことで学校にパトカーが来る。
久賀は学校の帰り道一人で歩いていると春花に遭遇し、突如腹を刺され、口もハサミで切られる。

f:id:ata129:20201001183414j:plain

逃げようとするも、途中で足も骨折し口が裂けているため声も出せずにそのまま誰もいない雪の中で放置される。
 
同日に相場は春花の家を訪ねたが、春花は寝ており、春花の祖父に「春花が卒業したら春花と祥子を連れて東京に帰る、それまで春花を頼む」と相場に伝える。
 
真宮と池川は久賀がやられたことを感じ、流美にケータイで次は首謀者のお前かもなと伝え、やられる前に自ら春花を殺しに行こうと企む。(こいつらは凶悪サイコパスすぎ…)

f:id:ata129:20201001183316j:plain

真宮達はボウガンとモデルガンで外出する春花を待ち構え、森の中で春花にボウガンを撃つも外し、春花に憧れていた池川は春花に襲いかかるが、逆に返り討ちにされ、更に的を外した真宮に誤ってボウガンで頭を撃たれてしまう。
負傷し狂ってしまった池川は真宮を春花だと思い込んで襲いかかり、その隙に真宮は春花に刺されて殺される。(フロボッコざまあ)
 
後日、相場は春花の家を訪ね、春花と共に前に手を繋いだ村を見渡せる高台へ行く。
f:id:ata129:20201001182716j:plain
野咲に会いたかったと伝えると春花は唇を血が出るほど噛み締めて泣き始め、相場は雪の中春花を抱きしめる。
「俺が野咲を守るから」と伝えると声の出なかった筈の春花は「ありがとう」と火事以来初めて声を発した。そこで二人は唇を重ね、春花の唇の血が相場の唇にも赤く付いた。(このシーンがとても美しいです)
f:id:ata129:20201001181142j:plain
 帰宅した相場は、祖母に卒業後は大事な人と東京へ行き、夜間学校へ行きながら働くと伝える。「彼女には俺しかいないから。」
 
妙子は自室で流美から何度も掛かってきていた着信を嫌々取ると、流美は「野咲に殺される!相場を盗られたから憎かったんでしょう!?」と問い詰めるも、妙子は「あんな男好きになるわけない」と否定。
流美に「まさか…」と何かを悟られたな物言いをされ「まさかじゃねーよ!死ねよ」と冷たく言い放ち電話を切る。(さすが流美も女を好きなだけあり察しがいいのか)
今まで妙子に憧れ酷く執着していた流美は吹っ切れたように、大量に描いた妙子の似顔絵を破る。
 
灯油を持ち、「妙ちゃん!期待してて!」と春花の家を燃やしに行こうとする流美達に対し、それを本気にしていなく、がんばって〜と軽く言い残しその場を去った事件の日のことを妙子は思い返し、妙子は自分の手を血が出るまで噛んだ。
妙子は流美から受け取っていた春花のCDを目にし、そのCDをプレイヤーで聴き、口ずさみながらバスで春花の家に向かう。(エモい)
春花の家に行くも、誰もおらず、ポストにCDを返すもすぐにまた取りに戻った。(やっぱり直接渡したかったんだと思う)
帰ろうとすると向かってくるバスの中に春花の姿を見つけ、春花も妙子の姿に気づく。
バス停の中で妙子は春花にCDを返し、二人きりで話すのは久しぶりだと会話をする。
妙子は、「アンタの家族を殺した元凶かもしれないのに、私はアンタになんて言えばいい?」と言うが、春花は「自分は謝ってもらう人間じゃない」と答える。
イジメが始まる前の二人は仲がよく、転校して最初に春花に話しかけてくれたのは妙子で、妙子は春花にだけ美容師になる夢を打ち明けてくれていたのに、相場のことを取ってしまったと思っていた。
しかし、妙子は相場のことで嫉妬していたわけではなく、妙子が好きなのは春花だった!
相場の様な男に傾く春花が許せず、自分だけを見てほしいと思っていた。(春花に本当の気持ちは伝えてない)
帰ろうとした妙子に春花は「胸を張って生きて」と伝えた。それを聞いた妙子は、春花に駆け寄り跪き、「私を許して」と泣いた。
 
春花と別れた帰り道、妙子は包丁を持った流美の闇討ちに合い、膝を切られ、片目も負傷する。右手もめった刺しにされるが、流美を蹴り飛ばし再び立ち上がる。

f:id:ata129:20201001183016j:plain

自分のあとに勝手にくっついてきて、勝手に暴走する周りの人間達に散々嫌気がさしていたこと、流美が自分をずっといやらしい目で見ていたこと、流美が野崎を殺したら自分が靡くと思っていたこと、人を殺したこと、全てが気持ち悪いと怒り叫ぶ。
流美は全て妙子の為にやったのにと逆上し、妙子はナイフで流美の顔を切りつけるが流美の包丁で胸を刺されてしまう
妙子はその場で倒れ、ボロボロの右手を見て、「こんな手じゃハサミ持てないじゃん…」と夢が途絶えたことに絶望した。(妙子の言うように流美は心底邪悪なクソやろう…)
 
春花の家に相場から電話がかかり、卒業したら東京で一緒に暮らそう、婆ちゃんを説得したからと話されるが春花は自分は行けない、春になったらわかるからと断る。
相場は春花を守ると約束したのに自分ではなく家族を取ろうとする春花に切れ、電話をめちゃくちゃに壊し取り乱す。(おや?相場の様子が)
 
相場の家では顔を血まみれにした祖母が横たわっており、祖母が相場に、ずっと信じてたけどお前は父親を切りつけたのかと尋ねる
相場は過去に父親が毎日母親に暴力を振るっていたのが許せず、カッターで父親の背中を切りつけたが、母親は父親に殴られることで愛されていることを感じている人だった事を知り、変わりに自分が母親を殴っていた。
相場は、婆ちゃんも母さんも父さんも大好きだと伝え、好きな人のことになるとカッときてよくわからなくなる、と祖母に話し、祖母は落胆する。
 
流美は血まみれのまま家に帰り、急いで自室に籠もるが、母親に話しかけられドア越しに包丁を向ける。やらなきゃ…と春花を殺す決意を固めた。(ドア越しでも母親に包丁向けんなよ…)
 
一方南は行方不明になった保護者達に問い詰められていた。 
昔南は中学時代イジメられていたことを暴露され、中学時代できなかった友達を作って中学を気持ちよく卒業するという夢を達成したかったと叫ぶ。
南は過去のイジメのトラウマが蘇り、嘔吐し、取り乱したまま外に飛び出していまい除雪機に轢かれて死亡してしまう。(可哀想すぎます…グロいです…)
 
春花は一人で祥子の病院へ向かっていたが、流美が先に祥子の病室に入り灯油を撒いていた。(本当キチ)
燃やそうとする流美に春花が止めに入ろうとするが、祥子が一瞬起き上がり、それに驚く流美に春花は襲いかかり首を締めようとするも、妹の前ではできず、祥子の心電図が鳴り、そのまま流美を逃がす形となる。
廊下で待っていると相場も病院に来ており話しかけられるが、突然瀕死の状態の春花の祖父が搬送されてくる。(爺さんまでなんてこった…)
同時にいなくなった相場を春花は怪しみ追いかけ、強引に手を見せさせると、相場の手は酷く何かを殴ったような痕と血がついていた。
相場はこれは二人で暮らす為に婆ちゃんを説得するためにできた傷だと言い、春花の祖父も説得したと言う。(物理)

そこに再び流美が現れ、火事のときの様子を語る。
流美が春花の家の周りに灯油を撒き、外の様子に気付いて出てきた母親にも灯油をかけ、脅すだけだった久賀のマッチの火が誤って落下してしてしまい、家と母が燃え、変化に気づいて出てきた父を間宮がボウガンで撃ち、流美は父や妹にも灯油を撒き火を付けて燃やしたのだった。(胸糞です。ここまでやる奴は未成年でも死刑でいいレベル)
春花はやめてと耳を塞ぎ、流美に走って駆け寄って行くが、流美の包丁で腹を刺されてしまう。
それを見た相場は怒り流美の顔面を何度も何度も殴打し、しかし殴打していく内に段々と悦に浸り笑みが零れる。最後は木の枝を取り流美の首に刺して殺した。
 
相場が流美を殴っている間に、春花は投げ捨てられた相場の鞄から散らばった大量の写真の中から炎に燃えている父親と妹の写真を見つけてしまう。
相場は被さって娘を守るお父さんの勇姿を、いつか春花に見せたくて撮ったと言う。(ん?この人なに言ってんだ)
春花は叫びながら自分の腹に刺さった包丁を抜き、包丁で相場に襲いかかるが相場に避けられてしまう。
自分を殺そうとしてきた春花に対して、「俺が守ると言ったのにどうして!?頼れるのはもう俺しかない」と歪んだ愛を見せてきた相場に何度も顔を殴られてしまう。(ヤンデレDV爆発!)
相場はカメラを取り、血だらけで倒れる春花を撮影しようとするが、ミスミソウを見つけ、この健気な花は野咲そのものだと撮り始める。(愛する人が瀕死なのに完全にキチってます)

f:id:ata129:20201001183133j:plain

一緒に暮らすと約束してくれれば病院に連れて行く、また野咲の笑顔が撮りたいと相場がカメラを構えた瞬間、春花は側に雪で埋まっていたボウガンを拾い、カメラのレンズを覗いていた相場の右目に向けて撃ち放った。(スーパーファインプレー)
相場は倒れ、春花もその場から少し歩いたが、倒れてうずくまり真っ白な雪の中で息を引き取った。
 
中学の卒業式。
生き残っていたのは妙子と火事の事件に関係しなかった生徒だけだった。
妙子は体育館の卒業式で卒業証書を受け取ったあと教室へ向かうと、教室で自分が春花の髪を切っていて、なくなってしまった明るい未来へ向かう二人の幻を見る。

f:id:ata129:20200923233651p:plain

 

感想

総合  ★★☆☆☆

オススメ★★☆☆☆

鬱度  ★★★★☆

グロ度 ★★★★☆

配役  ★★★★★

演出  ★★★☆☆

 

グロが嫌いなのでグロイ分減点ですw人におすすめはとてもしにくいw

原作の漫画も読んでいるのでバイオレンスなのはわかっていて、R15と記されていたのでグロは身構えてましたが血塗れシーンがあまりに多くて半分くらい目を背けてましたw

真っ白な雪に真っ赤な血の組み合わせや無音の中に響くぐちょ音、過剰な演出が余計にアウトでしたw海外よりアジアのグロの方がこういう演出多くない?

ミスミソウが好きな理由はスプラッタがあるからではなく、妙子や相場くん(!)のキャラクターや過疎化して狭い視野になっている歪んだ田舎の構図と救いようのない鬱感なので、映画はこんなにグロシーンなくてもよくね?っていうのが本音w

スプラッタ好きにはいいのかも?(気持ちがわかりませんが)苦手な方はまず原作を読んで耐性をつけて(それでもしんどい)、映画のグロシーンは目を背けながら見ることをお勧めします。

釘を目玉に刺すシーンも痛々しいけど、南先生のかき氷もなかなか…おえっ…🤮

 

ストーリーは原作との差異がほとんどなく、配役に関してもとてもグッド!原作にとても忠実です。

とにかく若手の役者さんの演技力がすごい!逆に保護者役の大人の演技力があまりないように感じました…w

主演の山田安奈さんは当時15歳だとか…。R指定ギリギリ😲

真っ白な雪の世界に映える黒髪と白い肌がまさに「君の存在は毒だ。美しすぎる」(By.池川)でした。春花の素朴で可憐な美しさを表現できてました。

 

特に私のお気に入りは相場晄役の清水尋也さん…😻この映画で初めて知ったけど、クール系な美形で身長も高くてとにかくかっこいい!

彼の配役は相場晄すぎました。あの綺麗な顔でヤンデレDV男役…最高です!(!?)

春花と手を繋ぐシーンやのキスシーンも美しかった…ご馳走様です。

相春、見た目だけなら儚い系美系カップルなので普通に幸せになればよかった…😭

f:id:ata129:20200923233659j:plain

 

いじめられっ子であり事件の首謀者である流美役の大塚れなさんの迫真の演技も見どころ。こういう子いそう、と思わせてくれるリアルな演技でした。

 

原作よりも春花と妙子が楽しく笑っているシーンが多かったり、妙子が春花に私だけを見てほしかったと心の声で言ったりと原作より百合要素は高めかも?

カーテンに隠れて二人でアイスを食べるシーン、髪の毛を切ってあげてる幻を見るシーンなど、普段人とつるまないクールな妙子が本当に楽しそうに春花とキャッキャしてます。

春花のCDを聴いて口ずさみながら春花の家に向かうシーンもよかったです。

流美から受け取ったCDを自室で一度聴こうとしてやめたシーンは、聴きたいけど自分の春花に対する気持ちに素直になれていない感じ?

百合好きとしては春花と妙子のあれこれも大変美味しく吸えました😍

f:id:ata129:20201001183229j:plain

 

というわけで、スプラッタ好きな人、ヤンデレDV男と百合が好きな人にはオススメしたいです。

グロすぎて2回は見たくないと思いましたが、私は美しい百合と相場くんの色気を見るためにグロシーンは飛ばして2回見ました。←

 

原作と違う点

妙子のビジュアル

まずビジュアル。なぜ前髪ぱっつんの個性派なボブカット!?

f:id:ata129:20201001181220j:plain

原作のワンレン長髪の強気ギャルな雰囲気が好きだったので、映画は何か可愛らしくなっているというか…女王感が減ってます。

他のキャストはほとんど原作通り、とういうか完璧!だったのに妙子だけビジュアルが変わったのが気になる…。クールな演技はよかったので髪型が残念。

 

妙子がイジメに加担していない

原作では妙子はもっと陰湿な感じで物を捨てたり暴言を吐いたりしていたけど、映画ではそういったシーンはありませんでした。周りが春花をイジメていただけで妙子はイジメてないです。

原作よりも更にクールな性格になった印象。

 

ラストシーン

原作では春花の祖父は生きていて、春花と春花を取り巻く人間たちは全員死亡エンドでした。

映画だと祖父の安否は不明でしたが、妙子だけ生きていた!卒業式での妙子の回復様、回復力高すぎないか?とちょっと突っ込みたくなったけど2か月あればあのくらいまでは回復するのかな?

この改変ラストに関しては、原作よりも少し希望があっていいと思いました。

実際に春花に対して死に値することをしていない妙子だけ生き残り、でも元凶であって事件を止めることができなかったという罪を背負って生きていくんかなと。

右手は使えないけど左手で美容師をしていくのか、彼女の将来はわからないけど。

 

祥子の性格

原作では人見知りの性格でしたが映画ではそういった点は見当たらず。あまり話には関係ないのでそこまで気にはなりませんが。

 

考察

相場と妙子

原作でもあまり触れられてないけど、妙子が相場の本性を知っていた理由。

妙子と相場は、相場が転校してきたばかりの頃は、妙子は都会への憧れもあり普通に話す仲だったんじゃないかなと。

洞察力がある妙子なので、徐々に相場の異常性に気付き始めたのかもしれない。

もしかしたら相場は妙子に自分がDVをした母親の異常写真を見せたりしたのかもしれない。

妙子は周りに(親)に押さえつけられていたり、勝手に自分というものを決めつけられてきたタイプなのに反して、相場は力で自分の思い通りに相手を押さえつけるタイプ。なので余計に妙子は相場に嫌悪を抱いて異常性を感じ取れたのかもです。

その真相は小説に書いてあるらしいので小説も読みたい!

 

家庭環境

それぞれの人物の性格には家庭環境や過去が大きく関係しているように思います。

殺人鬼になる前の春花はとても性格のいい子で仲のいい特に何も問題のない家庭で育ち、比較的常識的な感覚のある妙子も父は厳格だけど母親は優しい裕福な家庭です。

 

サイコパス相場はDVの父親と歪んだ愛を受け入れる母親の大変荒れた家庭でした。

イジメグループの中でも攻撃的だった橘は、アル中の父親を持ち母親からも愛情をもらえてない印象。

逆にイジメグループの中でも殺人に怯えていた加藤、三島の二人は家庭には問題のなさそうな印象です。

流美は家庭には問題ありませんがイジメられていたことがきっかけで歪んだとも考えられます。同じように南先生もイジメられていたのでああいった性格になってしまったかもしれません。

 

だれが悪い?

そもそもどうしてこんなことになったのか、何が元凶なのか。

久賀の「春花が転校してきたことによって全てが狂った」や、池川の「君はここでは美しすぎて毒だ。」と言う発言、確かに春花が転校しなければ普通に今まで通り過ごし卒業して、こんな事件は起きなかったかもしれません。しかし、これは加害者側が言うことではない。

 

春花が父親の転勤に着いてこなければよかったのか?

原作では東京時代に妹の祥子が学校でイジメられている様な描写がありました。それも気にかけて春花は家族と共に一緒に引っ越したのですが、それが全て裏目に出てしまったのが悲しみです🤕ぴえん。

 

相場が異常者でなければ…と思った方は多いはず。しかし異常でなければそもそも相場は仙台から転校してきてもいないです。

じゃあ妙子が止めればよかったのか?妙子が止めていたら、彼女は女王的な存在なのでイジメは起きていなかったと思います。

でもイジメていたのは取り巻きなので取り巻きがイジメなけばよかった。南先生も止めていれば…。

と、考えていくと本当に誰が、何が悪かったのか、どうすればよかったのかとキリがない作品です。言ってしまえば全員が悪の連鎖に関係してます。

春花が来なくてもいずれこの村では似たようなことが起こっていたかもしれない。

 

映画「ミスミソウ」② 登場人物解説(マニア向け)へ→